ペットの声をきこう。
Trimmer's Lecture

愛猫のブラッシング

撮影協力:クロス動物医療センター

日常的にブラッシングを行い、愛猫の体をチェックする習慣をつけましょう。ブラッシングには主に次のような役割があります。

●毛づくろい時の抜け毛飲み込み防止になります
猫は自分や他の猫の毛づくろいをする際、抜け毛を飲み込んでしまいます。通常は飲み込んだ毛を、口から吐いたり便で排泄したりするので問題ありませんが、あまりに毛の量が多いと吐き出す頻度が増え、胃腸に負担がかかってしまいます。日常的にブラッシングをして抜け毛を取り除き、猫が飲み込む毛の量を減らしましょう。

●ノミやマダニ、傷を見つけることができます
飼い主の衣類や靴、もしくは愛猫の体にノミやその卵、マダニなどの害虫が付着して家に持ち込まれ、知らない間に家の中で繁殖してしまうことがあります。ブラッシングを毎日の習慣にすれば、ノミやマダニを発見しやすくなります。また、肉球や皮膚などのケガやトラブルにも、いち早く気づいてあげることができます。

●皮膚や被毛の汚れや異変を見つけることができます
床や地面と接することが多い、足やお腹の被毛は汚れやすい部分です。ブラッシングをすると汚れに気づきやすいので、臭くなる前にシャンプーをすることができます。
健康的で艶々した被毛は猫の健康のバロメーターです。ブラッシングを習慣にすれば、「毛艶がわるくなった」「抜け毛が増えた」といった異変にいち早く気づくことができ、症状が悪化する前に動物病院に連れていくことができます。

●抜け毛の量を減らすことができます
日常的にブラッシングをしておけば、部屋の中に落ちる抜け毛の量を減らすことができます。

●触れ合うことで、リラックス効果を与えることもできます
信頼している飼い主にブラッシングをしてもらうことによって、猫はリラックスした気持ちになります。

クロス動物医療センター
トリミングサロン「ブルーム」
箕輪 幸恵さん

わんちゃん、ねこちゃんが心地よくリラックスしてもらえるようなトリミングを心がけています。パピーからシニアまで安心してお預けいただけるケアとカウンセリングを大切にしています。

準備するもの

スリッカー

動物病院併設トリミングサロンのトリマーによる「愛猫のブラッシング動画」

STEP 1

猫のブラッシングは、触れられても嫌がらない場所から始めます。慣れてきたら、お腹や、お尻付近など、触ると嫌がることもある敏感な場所にも徐々にブラッシングしていきます。

毛並みと逆方向に動かすと不快感が生じるので、毛並みに沿って行なうようにしましょう。

まずは毛先にブラシを通し、抜け毛やもつれを取ります。

STEP 2

初めは軽くとかし、ブラシが通るようになったらしっかりブラッシングをしましょう。

長毛猫は、耳の後ろや、しっぽの付け根、両足の付け根の部分に毛玉ができやすいため、特に丁寧にブラッシングをしていきます。

自分ではグルーミングができない喉の下部分も、しっかりとブラッシングします。

足やお腹は地面に近く、最も汚れやすいところです。 また、マダニがつきやすいところでもあります。 傷や汚れ、マダニがついていないかをチェックしましょう。
チェックは、ブラッシング以外でも、外に出した後には必ず行ってください。

もしマダニを発見しても、決して無理にとろうとしてはいけません。化膿したり、病原体が体内に入りこむ原因となるので、見つけたらすぐ動物病院へ行って下さい。

ノミ・マダニ・SFTSFleas, ticks, SFTS